昔、カセットテープの4トラックのMTRをバイト先の人からもらったのが、録音を始めたきっかけだった。その人は山崎まさよしと同級生だと言っていた。
マイクを買って、YAMAHAのシーケンサーも思い切って買い、エフェクターも中古で買い、録音を始めたっけなぁ。
その後は、FostexのハードディスクMTR(たぶんVF80)を買い、音の良さにびっくりしたもんだった。いっぱいトラック録れるし。そのレコーダーをスタジオに持ち込んで、録音したりしてた。スタジオでマイクをセットして、MTRのフェーダーやパンをいじったりしてると、つかのま、そこが自分のスタジオのような、そんな楽しい気分が味わえてた。
いつのまにか、H4やノートパソコンで録音をするようになったが、フェーダーやパンをいじる楽しさはなくなってしまった。そういうインターフェースを買えばいいじゃないか、と思うかもしれませんが、なんかパソコンは所詮パソコンというか、やっぱり録音専用機にフェーダーやパンがあるのが、こう、盛り上がるじゃないっすか。
ということは、素晴らしい機材のそろった素晴らしいスタジオに入れるなら、それはそれは盛り上がることだろう。
元ニルヴァーナのデイヴ・グロールがあるスタジオについてのドキュメンタリー映画を撮ってたらしい。カート・コバーンの死後、その大きなショックを乗り越えて、ひとりでFoo Fightersとして音楽を作り上げた奴が撮った映画だ。きっと興味深いものになっているに違いない。観たい。